注目度急上昇!ホンジュラス・コパンとは?
当店で2023年8月に新たなラインナップに加わったホンジュラス・コパン。実は、ホンジュラス共和国の西部の都市の名前です。
ホンジュラス共和国は、中央アメリカに位置している国です。その西側は、コーヒー豆の産地で有名なグアテマラ共和国と国境を接しており、反対の東側にはカリブ海が広がります。そして、その先にはブルーマウンテンの産地ジャマイカ島があります。
この事実からも想像できると思いますが、ホンジュラスはコーヒー栽培にとって格好の風土・土地柄を備えています。しかし、インフラが整わない等の理由で輸出量も少なく、コーヒー産地としての知名度は長らく低調だったようです。
そんなホンジュラス共和国でしたが、近年になり、ようやくインフラも整い、生産量・品質・輸出量も増加。最近では、軽井沢に本店をもつ有名店「丸山珈琲」でも採用されるほど、品質・評判とも急上昇してきています。
その中で「コパン」は、かつて古典期マヤの大都市があった場所です。石碑の佇まいが美しいコパン遺跡は世界的にも有名で、1980年にユネスコの世界遺産に登録されるなど、歴史の息吹を感じる街です。
そして、熱帯雨林や山々が広がり美しい自然環境に囲まれたこの地区では、スペシャルティーコーヒーの生産に力を入れ、更に商品価値を上げる為、有機栽培を積極的に取り入れる生産者も増加しているとのこと。
我々は、このような興味深い情報を得つつも、本当に美味しいのか半信半疑で生豆サンプルを取り寄せました。しかし、その生豆を見た瞬間、疑いはきれいに晴れました。大きくしっかりとした生豆の風貌、実際に焙煎して感じた力強さの中に少し柔らかさも感じる味わい。世界で高品質と認められるQグレード品質で、しかも、有機栽培。それなのにお手頃価格という、なかなか出会えない豆でした。
ホンジュラス・コパン。観光地としても一度は訪れてみたい、魅力的なコーヒーの産地です。
*ホンジュラス・コパンの自家焙煎コーヒー豆は、当店のツクツクというECサイトで販売中です。ぜひご覧ください。
https://ec.tsuku2.jp/shop/0000228466/0006/0001
参考ページ
外務省https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/honduras/data.html